ＦＳＳモデルキットについて

ＦＳＳのモデルキットを製作販売しているメーカーや個人はそれぞれ特徴があります。
プラスチックモデルはその規模上、設計と金型制作者によってそのモデルのイメージが決定されます。
が、レジンキットは個人の完成がそのままモデルに現れ、それが特徴となって同じモデルをキット化しても個人の作風が大きく反映されます。
ＦＳＳというキャラクターキットは実物が存在する車や飛行機のようなスケールモデルとは違って、製品のイメージが制作者によって微妙に違うものとなります。また作品のどのシーンをイメージとしたかによっても異なります。
ＦＳＳキットは何社ものメーカーが同じアイテムをキット化していることが多いのですが、購入する側が自分のイメージに最も近い、または自分が一番いいと思うキットを選ぶことが出来ます。

◆プラスチックモデル

一般的に言われるプラモデルのことで、セメダイン社の接着剤とキットがあれば完成します。
ＦＳＳのモデルキットはウェーブ社の主力としてＫＯＧやＬＥＤミラージュがこのプラスチックモデル・キットになっていますのでどなたにでも比較的簡単に完成させることが出来ます。
塗装は模型店に売っているプラモデル用塗料でいいのですが「水性アクリル塗料」が扱いが簡単でお勧めです。

◆レジンキット

プラモデルとは異なり原型のパーツをシリコンで型どりしてパーツを複製。この複製されたパーツがレジンプラスチックでこう呼ばれています。プラモデルと違い、設計や金型に設備投資がかからないために個人や比較的小規模なメーカーの商品として使われています。
組み立てはレジンパーツのために瞬間接着剤や２液混合式のエポキシ接着剤が必要で、さらにパーツの接着を確実にするために自分で真鍮線を補強に入れなければならないなどの手間とスキルが必要ですが、完成後の強度を考えるならなるべくエポキシ接着剤を使用するのがいいでしょう。
ただし、細かいパーツや固定が心配なパーツは瞬間接着剤がいいと思います。
塗装はプラスチックモデルと同じ塗料で大丈夫ですが、プラスチックモデルに比べて塗料の食い付きが弱いために、塗装後塗料をはがれにくくするために塗装前にプライマーという下地塗料を塗ってから塗装するか、水性アクリル塗料よりも有機溶剤を使用するラッカー塗料を使用する方が安心です。